インパクに参加しました
♪***バッハ作曲 「ゴールドベルク変奏曲からアリア」***
---No3 学習---No5 木蓮---目次---

縦書きの表示が見にくい時はブラウザの更新ボタンをクリックしてみてください。

NO.4 【こだま】
---解説【線】---



横書きテキストページ

和泉式部続集切を参考に書きました

いすみしきぶぞくし

うぎれ

伝藤原行成筆

平安時代
一一〇〇年頃
画面に響き渡る表現を求めて選んだ俳句です

 谺して山ほととぎすほしいまま  


    久女

こだま

谺(こだま)して山ほととぎすほしいまま



で一の字を書いて観てもらうことが行われていました

日本でも数十年前までは墨色判断と言う占いがあり毛筆をなしカウンセリングの資料として用いられています

わることから

筆跡鑑定がフランスでは心理学の一分野
押が使われます

また

その時

の気分や健康状態で変
 線質である程度個人が特定できることからサインや花るが自分の線質の範囲を越えない


学習によ

て線に力や多用な技巧を加えることができ
・線質の良くない書家も存在する


線質が良い人が書が上手とは決ま

ていない


線質の良い人は存在する

書と線質との関係を考えてみました

書の構成要素はただ線のみです

たものがほとんどですね

使うまでの日本人は筆を使

ていたので古文書は筆慣れ
が落ちるので毎日のように筆を持ちます

ペンや鉛筆を
 声楽家の発声練習と同様

書家は三日も書かないと手
を満たし

線を練り上げることです

て素材の言葉を表現します

書を学ぶとはこの線に気力
ます

一気に墨を付けていくので主に細長い面が連続し
 線とは意識的に墨をつけた部分全体としてよいと思い 書は線の芸術です




れる先端の一本の毛の働きを大切にします

箸や刀も日
 また

筆の形も中国のものより繊細です

野毛と呼ば




いた人の息遣いを感じるので偽物では納得できないので良いものは良いとするのと違

ています

筆跡の中に書
史があり

真筆を大切にします

中国が模写や拓本でも
にしています

線の深さを求めるより墨色を鑑賞する歴


日本は遡

ても王羲之までで紙に書いたものを手本
歴史がありし

かりと彫るように書くのが特徴のようで
特徴です

中国は骨や陶器や青銅器などに文字を書いた
 側筆でなくても日本の線は中国に比べて軽く浅いのが側筆は紙を削ぐように切れ味の良さを見せています

人の姿勢がよければ素晴らしい作品とな

て残ります



元永本古今集などが名筆です

筆が寝ていても書く
を鉛筆のように傾けて書きます

高野切第二種

本阿弥
 日本の線には中国では使われない側筆があります

線質を活かすことですね

うか

最終目標はお手本そ

くりに書くことより自分の
さがし書美を追求するのが書作の楽しみではないでし

るのが個性です

その個性を最も輝かせる素材や技法を
 どんなに名筆を真似て自分の癖をなくしても残

てい
現在筆跡鑑定は犯罪捜査に使われています





ではないでし

うか





二〇〇一



明の原則です

日本人は筆で書かれた細い線が好きなの
の2点を一本の線にして結びにするあたりが仮名文字発を尖らせずにつるんと回

てしまうのと

の最後
いかと思うのですがいかがでし

うか

漢字の曲がり角
を創

たのは

筆の線の美しさに魅了されたからではな
 ところで

表音文字はカタカナで足りるのにひらがな
漢字からカタカナとひらがなを作

たのも同じでし



それを軽薄短小に工夫してしまうのが日本人のようです

来襲を防ぎました

外国の文化を受け入れるのが得意で
せんが楽に振り回せ

鎌倉時代には性能の良い刀が元の
わず箸だけですし

日本刀は骨を叩き切ることはできま
本の方が華奢で使い勝手が良いようです

食事に匙を使