再建と文教宣揚の趣旨を碑に刻して永く記念したいとし | 国子監*国立大学*に孔子廟が完成すると重臣らは孔子廟 | を図りました | 即位後間もなく国都長安の孔子廟修築を命じ 儒教宣揚 | を得て貞観の治と呼ばれる優れた国政を執行しました | 唐の太宗 ・ 李世民は六二六年帝位につき 多 く の名臣 | 書風は虞世南 の孔子廟堂碑 を参考に し ま した | ぐ せ い な ん こ う しび ょ う ど う のひ | ことが目的ではない | レ ル 使いなれたい 友達と見せ合いたい 有名になる | 学ぶとはマネブ つまり真似したい そして習うとはナ | ことを示しています | 論語の冒頭のこの言葉は人間の学習意欲が本能である | か | 人が知 っ て く れ な く て も 怒 ら な い そ れ も 君子 じ ゃ な い | 友があ り 遠 く から来て く れるの も楽 し いじ ゃ ないか | 知識を得て時に練習するのも悦ばしいじ ゃ ないか | 人不知而不慍不亦君子乎 * 論語の冒頭 学而第一 * | 子曰学而時習之不亦説乎 有朋自遠方来不亦楽乎 | 人知らずして 慍らず 亦君子ならずや | いか | 朋あり 遠方より来る 亦楽しからずや | 学びて 時に之を習ふ 亦説ばしからずや | よろこ |
から臨書の勉強は始まるとい っ てよいでし ょ う | を選んで筆遣いなどを学びます その鑑識眼を持つこと | それも復刻本と合わせたものが最良の拓で 原拓の文字 | 虞世南の書はこの孔子廟堂碑の拓本しか残 っ ておらず | れました | 含む虞が 君子は器を蔵すと 品格の高さで上と評価さ | 力敵す しかし 外に筋骨をあらわす歐より内に剛柔を | 代の九成宮醴泉銘を書いた歐陽詢と比較して 智均しく | 直接学んだといわれ 羲之の流れを汲んでいます 同時 | 書は王羲之の七代目の孫 真草千字文で有名な智永に | 称えたということです | 世南の五絶として徳行 忠直 博学 文辞 書簡を褒め | を見こみ 政務の余暇には学問 書のことを語り合い | しました 太宗はことのほか彼の人柄を愛し その博識 | 代若い太宗が皇太子になり皇帝になるにしたが っ て出世 | 隋の煬帝からは重用されず 唐に入 っ て虞世南より一世 | 叔父の後を継いで陳に仕え陳が亡びて隋に仕えました | で 常に議論は正を持したと伝えられています | で 外形は衣にも耐えないほどであ っ たが 中心は抗烈 | 虞世南は生来 沈静寡欲で向学心に篤く 容貌は柔弱 | 五五八 | 六三八 | た | 太宗の命によ っ て虞世南が文を書きあわせて揮毫 し ま し |
す 王羲之の真筆を学んだ太宗の書にはたまに王羲之を | は手本集にも入 っ ている温泉銘などの名筆を残していま | に王羲之の臨書の仕方を三日教えてもら っ て やがて今 | 太宗皇帝は臣下に教わるということを恥じず 虞世南 | ・ 一枚書くことで一枚分の 成長を楽しむために真似る | ・ 自分を変えるために真似る | 何のために真似るか | ・ よい師匠のよいところを真似る | ・ 優れているとされている手本を真似る | ・ 形を真似る*白い部分も黒い部分もそのバランスもそ っ く りに* | 何を真似るか | そこでこんな風に考えました | くださ っ たのでし ょ うね | 何を真似る*マナブ*か 何のために真似るか を教えて | 然人格も似る可能性はありそうです | とで 姿勢や呼吸が似るので 目標にするまでもなく当 | 今考え直すと 書を学ぶというのは 手本を真似するこ | この言葉に若い日の私は怖気づきました | の人格は ・ ・ ・ でした | 人格を似せることに目標を置きなさい ちなみに虞世南 | たとき 師匠の言葉は 形を似せることからはじめて | はじめての臨書のテキストとして 孔子廟堂碑を広げ |
中国法書ガイド32 唐 虞世南 孔子廟堂碑 二玄社 | 主な参考文献 書跡名品叢刊 唐 虞世南 孔子廟堂碑 二玄社 | 二〇〇一 ・ 五 ・ 一九 | のみ効果があるのではないとも | そして 書を学ぶことが字をきれいに書くということに | いのではないかと思います *オリンピ ッ ク同様* | ていくために果たしている役割に関しては他に替えがた | 日展への批判はよく耳にしますが 書を高い水準で伝え | と感動が残ります | 会に恵まれますが その都度すばらしい出会いであ っ た | 幸い良い先生方にお目にかか っ たり教わ っ たりする機 | いが と小声でお っ し ゃ いました | 書ける人の基準は難しいので 日展審査員なら間違いな | を重ねて後世に伝えまし ょ う | 準は低下します 勉強の仕方を教えてもらいそれに工夫 | 字や書き方を教えてもら っ ても師を越えなければ文化水 | ました | 強の仕方を教えてくれる そして 書ける人だと言われ | このときの師匠は師の選び方について 良い師とは 勉 | 三年習うより三年か か っ て師を探せと言われます | 超すほどの字もあるということです | * 劉石菴書に説く * |
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