古筆美手習机 15
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看板をワードアートで作っていて書のサイトらしくないと、自分でも思っていたのですが、他の人に言われたのを機に書くことにしました。
筆の挿絵を入れるとか3行にするとか色々書いてみた結果この字配りになりました。「書」の字を目立たせようという意図で他はあまり考えませんでした。
金屏風という感想をいただきました。そのつもりではなったのですが、有機物が好きでやぼったい緑や茶色が多くなりがちな背景に調和しそうなということで黄色をたいてい使うことにしていて、その中でも強く見えるこの金色にしました。金屏風を連想していただくと雅な気がしてきました。加工前の画像
作品実物は左下の画像の倍ほどのものです。筆は奈良松林堂の「花ことば」、デパートの新春展かどこかでみつけた黒い毛の混じった珍しい筆です。使った後で写真を撮ったので根元の方をご覧下さい。弾力があり穂先がきいて書き味がよかったです。
墨はいつもの、寧楽「胡麻油煙墨」 紙は10年以上前に購入した漢字用の国産手すき半紙で、書きやすく見栄えも出る上物です。
スキャナで読みこんでから色の濃いしみを消して縮小したのが左の画像です。はさみで切った切り口が左上に写っています。画像の加工はホームページビルダーを使いました。
せっかく高野切れ第1種を勉強しているのだから仮名3文字はそこからとろうと少し練習して書きました。最後の「作」と「る」が重なり過ぎたのが気になりましたが、「書」とのバランスが一番よかったのでこれを選びました。
お手本にする文字を選ぶとき、次に向かう線はどうなっているのか、前の字から受け取る第1画目はどうなっているのかが気になりました。
次ページは再びエクセルに連綿関係を検索しやすく入力したことを書きます。
2002.5.26.