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古筆美手習机 1

材料を購入



 勉強開始にあたって、筆・墨・紙を補充。電話して配達してもらいました。神戸は書道材料専門店が多くて便利です。もちろん遠方のお店に電話して送ってもらうこともありますし、展覧会場に行った時そこにでている販売店で買うこともあります。配達を頼むと重たい紙を持ち帰らなくてすみます。
 WEBでも買えます。「書道リンク」(少しずつ追加するつもりです)をご利用下さい。
小筆

筆 玉毛(猫)

 師匠に高野切れ(こうやぎれ)第一種は玉毛(たまげ・猫の毛・白い・柔らかい)と教わった記憶があって玉毛を5本注文。これは熊野筆とのこと。書道具店で用途を言えばよいのを薦めてもらえます。これは実物大に臨書するのに使う予定。拡大臨書や倣書のための大き目の筆はその都度選ぶつもり。

 よく先生や教室の仲間の口コミで良い筆に出会うことがあります。店で買うときには穂先を見て選ぶようにすると目が肥えます。野毛(のげ・先端の毛)がピンととびぬけているのは良くないとか、てのひらに輪を書いて穂先の回転がなめらかなのがよいとか、色々聞くのですが、まだ良く選べない内に老眼になってしまって、面倒なので、これ*本と言ってお店の人が選んでくださるのを当てにしています。

墨

墨 油煙墨

 これはごま油煙墨だそうで、はじめて使います。墨は使ってみないと分かりません。薄めたときの色や書き味など色んな面で個性があります。仮名には松煙墨より油煙墨がよくて、たいてい仮名用と表示してあります。色目はどちらも黒ですが松煙墨は青系、油煙墨は茶系です。すっきりした色が好まれるそうです。
 説明書によるとこの墨は風格ある茶系、仮名、漢字、どちらにも最適とあります。高野切れは青系がいいなあと思うけど、使ってみることに。
料紙

紙 高野切れ練習用紙

 古筆料紙の清書用は高価です。もちろん書き味は良いしできばえは綺麗。平安時代りっぱな書き手はこのような良い紙を使ったわけで、技術や感性の良さに感心します。高野切れの料紙は麻が漉き込んであるのときら(雲母の粉)が一面に付いているのが特徴。
 高級な料紙は私が墨をつけて捨てるにはもったいないので練習用紙で充分。筆の動かし方を覚えるだけなら料紙でなく、にじまない種類の半紙や半懐紙でもよいわけで、墨色の感じや文字の大きさの感覚を手本と比べるのには料紙のほうがわかりやすいということです。今回はWEBに掲載ということで練習用紙を購入。以前に買ったのと違った種類のがきました。古筆料紙の種類は書道具店のホームページでもご覧になれます。
紙

紙 ロール紙(半紙版)

 ロール半紙を今回買ったのは、原稿の下書き、練習書き、など多目的に使いやすいから。敷き写ししても手本を汚すことがないので便利。

2002.2.12.

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